しばらく３人は、どうやって潮の流れを乗り切るか考えたものの良い案が浮かばず、やがて、アルミナがこう切り出した。

「行き当たりばったりでいいんじゃない？」

「そうね、こう考えてばかりいても埒が明かないわ。」

ラズライトも頷いた。

「ここで考えてても仕方ないわよね。」

ガーネットも考えるのを諦めたようだ。

「強行突破ー！！」アルミナが、片手をあげながら、潮の流れに突進した。ガーネットとラズライトは顔を見合わせアルミナのあとに続く。

時折、アルミナが流されそうになるのをガーネットやラズライトが支え、無事、目的地の大きなサンゴまで到着した。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい