第24話



しばらく無言で食事を楽しむと


「どうだった?」


と父が声をかけた




「素敵だった!」

アルミナが間髪入れずに応えた


「御二人の場所なのはなんで?」


とアルミナが続けた




「実はな、もったいぶるほどのことでもない」


父がフォークとナイフを置いた



「私たちが知り合った場所で、プロポーズされた場所なのよ」


と母が食べ物を口に運びながら答えると、アルミナから歓声があがった

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