毎日の読書習慣に

 毎日、一偏ずつ追加されていく物語は、この場合、短いからこそ纏まっているという印象です。

 複数の話に共通して登場するキャラクターもいますが、全てを読まなければ意味が通らないという構成ではなく、どこから読んでも楽しめました。それを刺して一貫性がないというツッコミは野暮なものだと感じる点にこそ、纏まりの良さを感じずにいられません。

 毎朝の通勤時や就寝前、また休日の昼下がり、そういう読書習慣にぴったりの物語です。

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