なあ、神になったのに世界が思い通りいかないんだが

某猫型ロボットの秘密道具的マスコットAI付き世界創造ゲーム機で文明を育て、その中で産まれた強いキャラ同士を神視点で戦わせるお話。

ちなみに世界創造はマジで行ってるらしいのですが、プレイヤーは誰も信じてません。

召喚作品に出てくる神々は飯食ったり、仕事に行ったり何故ああも人間味溢れてるのかという部分の答え合わせ的な部分もあったりして面白い。

マスコットAIのアマテラスちゃん可愛い！
シミュ系洋ゲー好きならニヤリとする描写も多々あるので、シミュ系洋ゲー好きならお勧めです！

主人公は努力の末ようやく宇宙創造システムを手に入れ、かわいくて意外とポンコツな女神的ナビゲーターに振り回されながら世界創造の沼にハマっていく。初期設定をミスり、世界への干渉も手探り＆資金不足でなかなか進まず、気づけば妙な奴らが世界に台頭していたり、思てたんと違うのオンパレード。念願の激強くてかっこいい英雄達を生み出して披露できるのはまだまだ先の様子…

同系統の作品の中でも類を見ない背景と世界観。創造システムの詳細や現実とのリンクを矛盾なく緻密に準備しながら、表現はゆるく読みやすくまとまっている。二度と出てこないであろう一発キャラの背景設定や書き込みまで丁寧で、作者の凝り性が窺える。誤字脱字…続きを読む