主人公は努力の末ようやく宇宙創造システムを手に入れ、かわいくて意外とポンコツな女神的ナビゲーターに振り回されながら世界創造の沼にハマっていく。初期設定をミスり、世界への干渉も手探り&資金不足でなかなか進まず、気づけば妙な奴らが世界に台頭していたり、思てたんと違うのオンパレード。念願の激強くてかっこいい英雄達を生み出して披露できるのはまだまだ先の様子…
同系統の作品の中でも類を見ない背景と世界観。創造システムの詳細や現実とのリンクを矛盾なく緻密に準備しながら、表現はゆるく読みやすくまとまっている。二度と出てこないであろう一発キャラの背景設定や書き込みまで丁寧で、作者の凝り性が窺える。誤字脱字が非常に少ないので、さらに読みやすい。
あの隕石の真相やその他の歴史的大事件の裏がゆる〜く明かされていくことに期待したい。
先史からの壮大な歴史小説と言えなくもない。
オーバーテクノロジーがある点では、SF小説と言えるかもしれない。
剣と魔法のファンタジー小説の要素は確かにある。
異世界ものと言っても過言ではない気がする。
物語のベースは学園もの、なのだろう多分。
誰か、この物語を正確にジャンル分類してみてもらえないだろうか。