尊敬する上官の娘が自分の親父の戦死報告を信じてくれません～しかも骨董品爆撃機に乗って殴りに行くと言い出しました

「ゲオルク艦長は立派な方でした。残念です」
彼の名前はユリウス。恩人であるゲオルク艦長の遺品を手に遺族へ報告した。
「親父が死ぬはずはない。絶対に生きてる。探して見つけて、ぶん殴ってやる！」
…のだが、待ち受けていたのはゲオルクの一人娘フローラ・ケルマディクスはそれを信じない。
言うが早いか、フローラはユリウスを巻き込み、ゲオルクの残した旧式爆撃機アルタイルのレストアに入るのだが――

少年と少女の出会いと旅路、そして戦争終結後の日常を描いたボーイ・ミーツ・ガールストーリー。

(原題Tandem wing)