概要
決して報われない敗戦国の英雄……………その後日譚
列国のフローレ王国は五年前、東のゴトーシュミット連邦共和国・西のディゲーベン帝国に戦争を仕掛けるが大敗を喫する。それでも、フローレ王国が生き残れたのは『氷原の銀狐』の二つ名を持つ魔法使いイヴァンがいたことが大きい。
フローレ王国は生き残れたと言っても、ただ国の存続を許されているだけで連邦共和国・帝国に油田や資源地帯を含む一部領土および賠償金を持っていかれて、国力はほとんど尽きた。フローレ王国が持っているものと言えば、土地柄から寒い地域にある為、大量の氷と大量の木のみ。
そんな致命的な状態でも、まだこの国の王は連邦共和国と帝国に戦争を挑もうとしている。
そんな状況をイヴァンはじっと見ているしかなかった。なぜかというと、魔法使いは「化け物」などと揶揄され差別されているからだ。魔法使いは人
フローレ王国は生き残れたと言っても、ただ国の存続を許されているだけで連邦共和国・帝国に油田や資源地帯を含む一部領土および賠償金を持っていかれて、国力はほとんど尽きた。フローレ王国が持っているものと言えば、土地柄から寒い地域にある為、大量の氷と大量の木のみ。
そんな致命的な状態でも、まだこの国の王は連邦共和国と帝国に戦争を挑もうとしている。
そんな状況をイヴァンはじっと見ているしかなかった。なぜかというと、魔法使いは「化け物」などと揶揄され差別されているからだ。魔法使いは人
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