概要
恨んでも恨み切れない。なのに——湯気の向こうに浮かぶ、優しい面影。
慎ましくても幸せに暮らす母娘、美彩と楓。
ある寒い冬の日、ラスイチの「赤いきつね」を母の美彩に食べられてしまったことに膨れる楓。そんな小さな出来事をきっかけに、17年前の冬に突然消えてしまった美彩の恋人の事実が静かに語られる。
二人で食べる「赤いきつね」の湯気の向こうに、その温かい面影を描きながら——って、え!!?
「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト参加作品です。
ある寒い冬の日、ラスイチの「赤いきつね」を母の美彩に食べられてしまったことに膨れる楓。そんな小さな出来事をきっかけに、17年前の冬に突然消えてしまった美彩の恋人の事実が静かに語られる。
二人で食べる「赤いきつね」の湯気の向こうに、その温かい面影を描きながら——って、え!!?
「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト参加作品です。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!キツネに恋して、騙されて⁉
母子家庭で育った主人公は、父の事を母に尋ねる。
主人公の父は、主人公が産まれる直前に失踪していた。主人公はそんな父を恨んでいたが、母は父との思い出を忘れられずにいた。しかも、母によれば父はモテる要素がなかったらしい。それでも付き合って分かったことは、父が日本人として母に接近していたっ事だ。
「赤いきつね」を巡る母子の攻防から、父と母のなれそめを聞くことになった主人公だが、そこに父が現れ――?
温かい「赤いきつね」のある風景。
果たして父は何故失踪したのか?
父の意外過ぎる正体とは?
「きつね」なだけに、あなたもきっと、騙される⁉
是非、御一読下さい。