母子家庭で育った主人公は、父の事を母に尋ねる。
主人公の父は、主人公が産まれる直前に失踪していた。主人公はそんな父を恨んでいたが、母は父との思い出を忘れられずにいた。しかも、母によれば父はモテる要素がなかったらしい。それでも付き合って分かったことは、父が日本人として母に接近していたっ事だ。
「赤いきつね」を巡る母子の攻防から、父と母のなれそめを聞くことになった主人公だが、そこに父が現れ――?
温かい「赤いきつね」のある風景。
果たして父は何故失踪したのか?
父の意外過ぎる正体とは?
「きつね」なだけに、あなたもきっと、騙される⁉
是非、御一読下さい。