たとえどんなに厳しい道でも

本作は最初からかなりハードな物語だろうなという空気を醸し出しており実際ハードです。
最初であー、だめだと思ってしまう方はそれはそれで読むのを諦めて正解だとすら思うほど辛く苦しい展開が待ち受けています。

ですがその先にあるのは生と死への畏敬。
何者にも弄くられない絶対的な自然のサイクルを改めて認識することとなるでしょう。

消えていった命は数多くも、それらは生きて戦う人たちを支えていくのでしょう。
けして餌としてではなく。

その道はどこまでも先の見えない暗闇に覆われていますが、彼らは進んでいくのでしょう。
魂の輝きを以て。

その他のおすすめレビュー

佐楽さんの他のおすすめレビュー212