感受性が強い男の子の語りだと思いながら読む。蝙蝠が所謂ヴァンパイア的な立ち位置であることに併せてイソップ寓話などで知られるある特性がうまく機能しているように思った。さらっと読める文量の中にしっかりとアクセントが示されていて、ホラーのランキングを覗くと当たり前のように名前が並んでるジュージさんは流石。
読み終わった時に「なるほど!」と叫びたくなる作品です。 絵的でもあり情的でもある文章に覆い隠されて、短くシャープにまとめられた物語です。
いろいろと見所はあるんですが、彼のことをこれだけの文で収めたのが、特に面白いと思います。長くないので、是非☆
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