概要
アフターコロナ時代の『さらに先』を描く人工知能時代の世界大戦!
時に2035年、すなわち『礼』和17年9月。
極限進化した人工知能を活用した『国家戦略人工知能主義』を戴くアメリカ合衆国は、全世界へ向けて一大行動へ出る。
衰退しつつある欧州。分裂し内戦下の中国。北主導で統一された朝鮮。またしても無気味に存在感を発揮する台湾。
そして、平和を謳歌しつつも火薬庫の極東において変化を迫られる日本。
分断と対立。ポピュリズムと誤謬。ヒトとヒトが思想と党派と立ち位置と、あらゆる属性で争い続けた時代を終わらせるため、世界に君臨しようとする国家戦略人工知能システム『ハイ・ハヴ』
これはアフターコロナ時代の『さらに先』を描く物語である。
(毎日1話前後ずつ更新です。長い話は分割して更新します。完結まで執筆済みなので中断することはありません)
極限進化した人工知能を活用した『国家戦略人工知能主義』を戴くアメリカ合衆国は、全世界へ向けて一大行動へ出る。
衰退しつつある欧州。分裂し内戦下の中国。北主導で統一された朝鮮。またしても無気味に存在感を発揮する台湾。
そして、平和を謳歌しつつも火薬庫の極東において変化を迫られる日本。
分断と対立。ポピュリズムと誤謬。ヒトとヒトが思想と党派と立ち位置と、あらゆる属性で争い続けた時代を終わらせるため、世界に君臨しようとする国家戦略人工知能システム『ハイ・ハヴ』
これはアフターコロナ時代の『さらに先』を描く物語である。
(毎日1話前後ずつ更新です。長い話は分割して更新します。完結まで執筆済みなので中断することはありません)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人工知能の良き面と危うさを強く感じる作品
人工知能といえば、夢のあるものだも思う。少なくとも、私は良き側面を見れば人を、国を良くするものになるのではないかと思う。
だが、人工知能を道具と捉えるのであればやはり人の使いようだと、作品を読んで強く感じた。
素晴らしき技術を趣味に用いれば、人の趣味は彩り豊かになるだろう。生活に用いれば、夢が現実になるだろう。軍に用いられれば、抑止力になりうるだろう。
だが、行き過ぎた早すぎた技術とは世界を滅ぼしかねないパンドラの箱となる。
今の世相を鑑みるに、この作品には世界情勢に対する皮肉のメッセージが込められているのかもしれない。先進技術は時として破滅に導きかねないと。ある国の正義は、他の国にとって…続きを読む - ★★★ Excellent!!!トゲのように刺さる小説。不快感こそ良い
僕の頭からは出てこない小説です。
たとえば、この「人工知能戦争」は、アメリカが超高度人工知能を手に入れて世界制覇する話ですが。
もともと最強のアメリカが最強の人工知能を手に入れたら、勝って当たり前だから面白くないだろう? 北朝鮮みたいな弱い国や、オウムみたいなカルト教団が手に入れて、アメリカや日本より強くなってしまうほうがエキサイティングじゃないか? フィクションなんだから世界をひっくり返せよ。
ぼくだったらそう考えて小説書きます。
でもこの作者はそうは考えないんです。
勝って当然の国が、当たり前のように勝つ姿を、身も蓋もなく、楽しそうに描くんです。
何の恥ずかしさも罪悪感…続きを読む