「貴様」:本来は云々と言われても

 貴様の意味(広辞苑より)。

 近世中期までは目上の相手に対する敬称。

 以後は同輩または同輩以下に対して男子が用い、また相手をののしっていう語ともなる。

 貴公。おまえ。きみ。



 相手の実際にそぐわない敬称で呼び、相手を貶めるというのは昔からよくあるいじわる。

 後輩のことを先生と呼んだり。

 それが定型化したという話。


 本来は目上に対する敬称だからと、他人に使う人はまずいない言葉。

 本来の意味はほぼ失われている。

 おまえも同じ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る