名残はなぜ、名に残りと書くのか


















なごりは『ナミ(波)ノコリ(残)の約という』(広辞苑)。

ここから同語源の「余波なごり」と「名残なごり」が生じた(明鏡)


余波なごり

 ①風が静まって後も、なおしばらく波の立っていること

 ②波が退いて後にみぎわに残る波


名残なごり(余波なごり)

 ①物事の過ぎ去った後、なおその気配や影響などの残る事

 ② など

 →名残にAの意味はない


余波よは

 ①風がおさまった後もなお残って立つ波

 ②物事が終わったあともなお周囲に及ぼす影響

 →余波よはにBの②の意味はない

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