「おくび」にも出さない























おくびにも出さないは、「ある物事を深く秘して少しも口に出して言わず、それらしい素振りも見せない」こと。

噯は「胃にたまったガスの、口腔外に出るもの。げっぷ」(以上、広辞苑より)。



危険なり何なりを感じて、亀が首を出さない様子から、「お首にも出さない」だと思っていた。

いま書いている長編小説で、「お首」と書くか、それとも「おくび」とかなに開くかで悩んでいたときに、ふと何気なしに辞書を引いたおかげで、物知らずと言われる可能性がひとつ減った。

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