第18話
学校が終わり、帰宅すると。
父さんはまだ家に
帰って来てなかった。
俺が居間で宿題をしつつまったりしていると、
なんでか分からないが、
林ユーコが俺の家に来た。
「シンジ...!あのね、
藤島くん、
なんか、高校やめるみたいなの」
「学校に通う学費がないんだって。
藤島くんのお父さんの会社が、なんでも
大変みたいで」
「何の用だよ?そんなこと言いに来たのかよ」
「あー、もう、冷たいなぁ、、シンジときたら。私さ、一応、
元カノだよ、私?家の中入れてくれても
いいんじゃん?」
「やだよ、、ここで、用件だけ言えよ、、」
「藤島くんとは今日、別れたの。
それでさ、、シンジと、ヨリを戻そうと思ってさ...」
「シンジ、ゲーム得意じゃん?
将来はプロゲーマーになる予定なんでしょ?そーいえば、私、覚えているんだけど、小学校の文集に確か、将来の夢、そう書いてたじゃんか...!てかね、今日、シンジの友達の
シンヤくんが、あいつ、格ゲで、
日本で三本の指に入るくらいつええ、って
ゲームヲタク仲間で話してるの、偶然聞いちゃってさー」
「だから?」
「だからなに?
俺さ、忙しいんだよ。これから
夕飯の支度しなきゃだし。
ゲーム機だって売っちゃってないんだよ。貧乏だからさ」
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