第7話

「あのね、シンジくん!落ち着いて!!」


そんな言葉を俺にかけてくれたのは。

意外にも、貞子だった。


「え」これは俺の声。


それから更に。


「シンジくんのお父さんは、私のお父さんの会社で働けばいいと思うの」


「私が全力でお父さんにお願いするわ...!」


「は?」これは林ユーコと藤島くんの言葉。


林ユーコと、藤島くんはお腹を抱えて笑い出した。


「貞子のお父さん?会社経営してんの?

へぇー、それはそれは...!!」と藤島くんが言えば、


「貞子ってば、地味な見た目で、貧乏そうだけど!!一応、お父さん、社長なのね??

あ、でも、どーせ、今にも潰れそうな三流企業っしょ!?!?」とユーコ。



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