第12話


「で?それだけの話を聞かせる為に私を屋上に呼び出したわけじゃないでしょ?」


「あ、ああ...!」


俺は大事な要件を伝えた。


「アイリのブラコンは狂気じみてる。

その補正?いや違うな、矯正をしなきゃ

俺の身が持たない。昨夜はなんとか凌ぎきったけど、両親は当分出張で家をあけてる。

俺の記憶では確かあと二週間くらい。

その間に、何としてでもブラコンを直し、

ふつーの生活、妹の誘惑とは無縁な、健全な毎日を送る為に!!


「俺はおまえを!


偽の恋人役に任命しようと思う...!」




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