第13話
マヒロは一瞬驚いたが。
すぐに目がキラキラした。
「ふーん...
偽の恋人役ねぇ...それってさ。
キスやハグやその先もするでしょ??」
「え」
「見せつければいいわけでしょ?
アイリちゃんに、イチャイチャの現場をさ...」
「あ、いや、俺的には、
とりま、おまえのことを彼女だと、
彼女ができたから、もう俺に構うのはやめろ、
とアイリのやつに伝えられたら、それでもう
御の字ってゆーか...」
「キスやハグやその先まで、アイリに
見せる必然性はないような気がするんだが...」
「バカね。シンジ。
さっきの話を聞いてたけどさ。
多分、そんなんで納得するよーな女の子じゃないでしょ?アイリちゃんはさ...!」
「いや、それは、やってみないと
分かんないって、とりま、彼女の紹介を
して反応を見てからでもよくないか...??」
俺的に。
幼馴染のマヒロのことは人として好きだが、
その、俺達はまだ、大学受験も控えてるし、
まだ、高校二年生だし、そんなイチャイチャしてその偽の恋人役くらいの仲に止めて
おくのがいいんじゃないかと思っている。
俺はだな。
イケメン女子である、
マヒロよりも、女の子女の子した、
例えばそーだな。
髪の毛長くて、
化粧もする、
そんでもって、デレデレと甘えてくる
そんな女の子がタイプであるからして...,
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