誰かが誰かの切り札でありますように……

アクション×殺し屋×サスペンス…とジャンルとしてはなかなかハードな内容です。
そして、絶望に不条理、理不尽、裏切り——、登場人物たちに毎回想像もつかない様々な試練が襲い掛かります。

読み進めていくたびにとても胸が苦しくなりますが、「地獄でも花が咲くこと」を諦めてはいけないのだと、この作品は何度も教えてくれます。

「どんな辛い状況でも、希望を持って生きていていい」
誰かが誰かの切り札(希望)でありますように——。

そう願いたくなる素晴らしい作品です。

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