概要
「矢倉さん、スカイダイビング夜逃げってどう?」「一人でやってください」
コロナウイルス流行で潰れそうな弱小航空会社の社長が、七転八倒しながら再起を目指すお話
<主要人物>
■青崎宙(あおさきはるか):航空会社ライトフライヤーの創業社長。34歳女性
学生時代に起業したベンチャー企業を売却後、売却資金で5年前にライトフライヤーを起業した。優秀だが、大胆さとネガティブさが同居する騒がしい人
■矢倉渉(やぐらわたる):ライトフライヤーの取締役財務責任者。33歳男性
青崎とは前職のスタートアップ時代からの同僚。その前は投資ファンド勤務で、スポーツジムで出会った青崎に勧誘されて転職した。
<その他>
■株式会社ライトフライヤー:青崎が立ち上げた航空会社。
主に日本⇔東南アジア間の国際線を運行する新興航空会社。安価ながら日本・現地両側のパートナーと連携したきめ細かいサー
<主要人物>
■青崎宙(あおさきはるか):航空会社ライトフライヤーの創業社長。34歳女性
学生時代に起業したベンチャー企業を売却後、売却資金で5年前にライトフライヤーを起業した。優秀だが、大胆さとネガティブさが同居する騒がしい人
■矢倉渉(やぐらわたる):ライトフライヤーの取締役財務責任者。33歳男性
青崎とは前職のスタートアップ時代からの同僚。その前は投資ファンド勤務で、スポーツジムで出会った青崎に勧誘されて転職した。
<その他>
■株式会社ライトフライヤー:青崎が立ち上げた航空会社。
主に日本⇔東南アジア間の国際線を運行する新興航空会社。安価ながら日本・現地両側のパートナーと連携したきめ細かいサー
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ゴリッゴリの経済小説!
新興の航空会社を経営する社長とその同僚たちが、感染症の大型流行に対応するために、事業を畳んだり立ち上げたりして奮闘するお話。
タグにもある通り、経済小説です。ビジネスの実際を、主に経営者や投資家といった人々の視点から描いたお話。単にビジネス小説と聞いてぱっと思い浮かぶものとはおそらく一線を画しているというか、例えば市場や会社組織における個々の営業職や技術職の苦難苦闘を描いたものではなく、もっとマクロな視点でお仕事を描いた物語です。おそらくなかなかに珍しい内容で(たぶん初めて読みました)、新鮮な楽しみがありました。すごい。競合がいない(少ない)こと自体がもう強み。
最大の魅力はやはりモチ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「社長、頑張ってネ。マイペンライ(大丈夫)よ」
経済小説……とちょっと尻込みしていたのですが、すごく親切で読みやすかったです。
各話の下に注釈があるお陰で、自力で調べないままスルスルと読める現代ドラマです。
航空会社で働く社長が、これから来るであろうピンチに早々と気付き、なんとかそれを切り抜けていく……という現代の情勢を加味した作品です。
矢倉さんと青崎さんのバディがすごく気持ちが良く、登場人物も短編にしては多めかも知れないのですが、それぞれキャラが立っていて読んでいて面白かったです。
僕の推しはタイ人のソムチャイさん。
タイトルやキャプションで「難しそう……」と思っても、怖がらずに読んで欲しい作品です。