概要
「明らかに司書の強さじゃないだろうッ!?」「司書です」
12月1日KADOKAWAスニーカー文庫様より書籍版発売。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
王都で暮らす少年──セレルは自称ただの司書。
勤め先である王立魔法図書館で毎日本の整理をし、本を読み、本と共に過ごしている。
司書として忙しいながらも楽しく、ごく普通に仕事をしていると本人は思っていたのだが、どうやら周りの評価は違ったらしい。
──そもそもこの巨大な図書館の司書をたった一人でしている時点で異常。
──その膨大な知識は生きている教本とも言える。
──っていうか宮廷司書って王都で君しかいないからね?
等々、図書館にやってきた人たちにはこんなことを言われる始末。
別に僕は普通に仕事してるだけなんだけどなぁ。
なんて思いながら、今日も淡々と図書館で過ごします。
何を言われても、僕はただの司書ですから。
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王都で暮らす少年──セレルは自称ただの司書。
勤め先である王立魔法図書館で毎日本の整理をし、本を読み、本と共に過ごしている。
司書として忙しいながらも楽しく、ごく普通に仕事をしていると本人は思っていたのだが、どうやら周りの評価は違ったらしい。
──そもそもこの巨大な図書館の司書をたった一人でしている時点で異常。
──その膨大な知識は生きている教本とも言える。
──っていうか宮廷司書って王都で君しかいないからね?
等々、図書館にやってきた人たちにはこんなことを言われる始末。
別に僕は普通に仕事してるだけなんだけどなぁ。
なんて思いながら、今日も淡々と図書館で過ごします。
何を言われても、僕はただの司書ですから。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!設定◎ただし十全に活かせているとは......
設定はなかなか珍しいもので、宮廷司書という立場や天使を分類の基準に使うなど類する作品を私は寡聞にして知らないものであった。しかし一方でこの設定が活かせているかといえばやや微妙な所である。
確かにストーリー展開としては十分なように感じるが、キャラクターの振舞いが結局他の類する作品と同じパワー系なのが勿体無い。ただし天使を分類に用いる事で能力の性質を察せるのでその点は成功していると思う。
作品自体はと言えばややテンポが悪いように感じるが、かと言って冗長という訳でなく必要な要素を上手く構成して言った結果のものだと分かる。
私は主人公やその仲間に不快感を覚えるかどうかで作品を判断してしまうきらいがあ…続きを読む - ★ Good!個性的な設定
魔導書の使用、主人公が司書である設定などは某なろうなどで最近よく見られる異世界ものとは違い、興味をひかれた。ただ、成り行きで主人公に救われた少女が主人公に惚れる部分は、まだ物語序盤であり、読み手のキャラクターへの理解度が低い段階では、物語内の人物関係と読んだ時の人物関係の深さの差を生み出す原因となる為、少し微妙であると感じた。とはいえ、まだ物語は序盤であり、ここからの展開次第ではその部分がかえって良い効果を出すこともあると思うので、今後に期待したい。筆者の文章力に関しては、細かい描写が苦手な人は適度に読み飛ばせばいいと思う程度で、特に違和感は感じなかった。
最後になりましたが、これからも応援…続きを読む