2日 【会話劇】ふたりの誰かの会話の切り取り ~ロヌヌヌヌ~

「知ってる? 啜っていう字はロとヌとヌとヌとヌが支え合ってできてるんだよ」

「ロに対してヌが多いんだな」

「ロは王様で、ヌは勇者パーティなんだよ」

「じゃあこれ何? 王にひざまずく勇者四人を表してんの?」

「というわけでわたし、ヌとヌとヌとヌやるから、なっちゃんはロやって」

「この流れで漫才が始まるのかよ」


「さて、ヌたちよ。よくぞ集まってくれた。そなたたちに集まってもらったのは他でもない……魔王を倒してもらいたいからなのじゃ」

「ロ王。ひとつよろしいでしょうか」

「ヌ。申してみよ」

「え、どのヌですか?」

「いま喋った方のヌ」

「はっ。魔王は強大でございます。伝説の武具がなくては倒すことかなわぬでしょう。ゆえに……」

「心配ない。ヌには財宝庫に収められし聖剣を賜る」

「え、どのヌにですか?」

「剣士の方のヌ」

「ふたりいます」

「じゃあより強い方の剣士のヌ」

「じゃあ俺だな」「は? あたいでしょ」「なんだとぉ! ここで決着つけてやる!」「望むところよ!」



ヌ VS ヌ



Ready...

FIGHT!!!!



「剣を構えろ。切り刻んでやる」「あんたの方をね」



フヽ               ヽフ



「ヌの二画目って剣だったの?」

「おりゃああっ!」「せやぁぁぁっ!」



    オリャアアア      セヤアアア

   三 フヽ      ヽフ 三



     三 フヽ  ヽフ 三





ズギャァァア――――――――――――――ン!!!!





         双

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