㉕『いきなり地の文が台詞みたいになって違和感、と言われない方法。台詞とモノローグの組み方』
(ご挨拶)
▽こんにちは! ゼロから講座にお越しいただきありがとうございます!
この講座は、『小説を始めたばかり』or『小説をこれから始めたい』という方へ向けてちょびっと役に立つノウハウを紹介しつつ、尾崎ゆうじと一緒にゼロから一緒に楽しく小説を書き上げましょうという企画です。
「けっこう参考になるじゃん」と思った方は、講座や尾崎ゆうじのフォローをお願いします。
(2020.10.25からテキストのみの講座になりました。過去のyoutube動画に関しては、追って少しずつ文字起こししていきます。ご不便おかけしています)
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(おさらい)
昨日もメンタル的な話をしました。
タスク管理はこうやってそうやって……そうすると精神的に安心して執筆作業にも集中しやすいよ、というお話でした。
例えば、
「あー、カクヨムにコメント入ってるみたいだけど、とりあえずクリエイティブな作業に時間を使ってから返信しよう。タスク管理っと……」
そんな感じですね。気になるどーをばりばりやっていた時も、
「今日は2件、この人とこの人と……」
「あと嫁の書類用意して……これは〇日まで」
「月々の経費の計算もやって……」
「郵便出して、ついでに食料品の買い出しして、リストは〇、×、▽」
別の日々用意しているノートと併用しながら、脳のストレージを空けていました。
特に気になるどーを始めたばかりの頃は、
『気になるどーを開く、ワード開く、参加者リストと作品名を参照して、ページ開く、作者さんのフォロー、連絡ノート確認、シート書いたらアップして近況ノートに告知、評価の点数に対する☆をつけて(今はやってないけど)……』
みたいな手順をノートにタスクとして並べて書いていて、習慣化するまで毎日リマインダーで翌日にアラームが鳴るよう設定していました。
おさらいだったんだけど、けっこう中身のある話をしてますね。
明日からは、おさらいは要らないかな。前のページを読んでもらえればいいって感じですね。
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(今日の講座)
久しぶりに、文章の書き方的な話をしようかなと思います。
台詞の組み方と言いますか、何と表現してよいかわかりませんが……。
先日、私が現在書いている短編で、↓↓こんな表記をしました。引用します。一応資料のリンクも貼ります。
(資料の本文にも、わかりやすいように『==講座==』という形で挟んでおきますね)
リンクhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054934956287
引用
『大胆なことしちゃったかな。余計なこと言って、あれじゃ結局、私も美沙子先輩と一緒じゃない?
アパートへ向かう道すがら、私は小学生の男の子みたいに、片手に提げたビニール袋を振り子のごとく回した。先ほどの自分の行為を思い出すと、胸の奥がきゅっとなるような気恥ずかしさが込み上げたからだ。何かで発散しないと、うわーって、叫び出しそうだった。』
(『==today==』は、本日私が作業を進めた箇所です。一応のお知らせ)
さて、『台詞とモノローグ』、あとサブで『擬音』についてのお話。
台詞の書き方は、最初のころの講座でお話したとおりですが、今回はちょっとイレギュラーな書き方について説明します。
↑の引用で、
『 大胆なことしちゃったかな。余計なこと言って、あれじゃ結局、私も美沙子先輩と一緒じゃない?』
という部分がありますよね。これは主人公である『私』のモノローグです。独白です。こころの中の台詞です。ちなみに主人公の名前は『みちる』です
この場合、前後に『私はそう思った』みたいな書き方をしなくても成立します。
でもこれは1人称だからできることで、仮にこの文章が3人称だった場合には、
『 みちるは足早に歩道を歩きながら思った。
大胆なことしちゃったかな。余計なこと言って、あれじゃ結局、私も美沙子先輩と一緒じゃない? 』
とか、
『 大胆なことしちゃったかな。余計なこと言って、あれじゃ結局、私も美沙子先輩と一緒じゃない?
みちるはアパートへ向かう道すがら、小学生の男子がするように、片手に提げたビニール袋を振り子のごとく回した。』
こんな感じの書き方になります。ちゃんと、普通の地の文とモノローグを区別するためですね。誰のモノローグかわかるように、というか。
『(大胆なことしちゃったかな。余計なこと言って、あれじゃ結局、私も美沙子先輩と一緒じゃない?)』
このように記述しても同じですね。お好みで。
あとは、
『 みちるは足早に歩道を歩きながら、ぶつぶつとつぶやいた。
「大胆なことしちゃったかな。余計なこと言って、あれじゃ結局、私も美沙子先輩と一緒じゃない?」』
こんな感じでも、ようは同じことですね。お好みで。独り言の多い人物か、あるいは頭で考えるタイプか、そういうのも考慮しながら書くといいですね。
あと、1ページの文章内が地の文だらけだと重いので、そういった場合に「」を使って喋らせるのもアリかもしれません。
まあ、設定上だれも登場しないシーンを描いているページで、無理に「」などの記号を入れようとする必要はないと思いますが、それでも読み直した際に、
「なんか地の文ばっかりだなぁ。ここに何か「」とか『』とか挟む余地はないかな?」
という視点で一考する価値はあると思います。
そうすると、
「作品の雰囲気は損なわなそうだし、「……」を使って主人公の息をひそめる感じを表現しようかな」
みたいな発想も出たりして。あくまでお好みですが、びっしりと地の文で埋め尽くされていたページに少し余白ができると、ちょっとだけとっつきやすさが上がったり、読者がリラックスできるかなと思います。
「絶対にそうした方が良い」という話ではなくて、「読者がその物語を読み、そこまでの展開を読んだうえで、そのページを見た際に負担に感じたりしないかなー」という思いやりを持つといいのかな、という話でした。
さて、昨日からテキストで講座を進めていますが、やはりきちんと文章化しようとすると、作業量に限界がありますね。本来やりたかった範囲の3分の1くらいしか終わりませんでした。
これからは、1回1回の講座がすこし薄味の内容になりそうです。しょうがないですね。
明日、続きをやりましょう。ほぼ毎日やってるので、ちまちま出していくのもいいかもしれません。
今日の講座は以上です。
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(今日の作業内容)
・ちょっとだけ5分で読書コンの短編を進めました。
進んだ内容は、↓のリンクを参照(日付とナンバーに注意)。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054934956287
◆いつも書いていた『今日の学び』については、3つの理由から別途noteに移行しました。
一応のリンク→◆https://note.com/ozaki_yuji
①noteだとカクヨムユーザー以外の目にも触れるし、サイトもスタイリッシュで美しいので、書いているとカクヨムにない気持ちよさがある。URLや画像が貼れる!
②noteからカクヨムへのユーザー流入もあり得るかも? 気になるどー参加作者さんたちの書評が外部の方の目に触れる?
③相互の登録者が増えるかも?
そんなWINWINを願って。
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(おわりに)
改めて、わりと参考になるじゃんと思った方は、この『ゼロから講座』や尾崎ゆうじのフォローをお願いします。過去にあれやこれやと無駄に困っていた頃の自分に捧げるような感じで、初心者の方へ向けたコンテンツ発信していきます。
それでは今日のゼロから講座は以上です。
みなさんの執筆の手がより進むよう祈りつつ、私も作業をしています。
お越しいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。お疲れ様でした!
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創作コーチ
尾崎ゆうじ
▼以下のリンクは、ドラッグしてコピー → 検索窓に貼り付けて検索してください。
(note)
https://note.com/ozaki_yuji
今日の学びはこちらで書いてます。
(youtube)
https://www.youtube.com/channel/UCu54sC6pviWQUC1eA6dqDKg/featured?view_as=subscriber
『ゼロから講座』の過去動画はこちら。書評動画もあるよ。
(stand FM)
https://stand.fm/channels/5f810a3bf04555115d146941
初~中級者向け。企画で語りきれなかったコメントの深掘り発信を音声で『気になるどーラジオ』
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