③『テーマに沿って実際にアイディアを出す、ついで改行記号を消す』

https://youtu.be/NoQ-4OIRjI4


 今日話したのは、


・ワード(windows offce365)の改行記号を消す、表示する方法

・前回のおさらい

・具体的にアイディアを出す

・3視点に照らし合わせると……?


 今回は日曜日ということで、お昼すぎにアップしてみました。


 20分喋って、10分ほど作業、5分まとめ、という感じです。


 動画のリンクはこちら。

https://youtu.be/NoQ-4OIRjI4


 あとで、ガチな作業中心動画もアップしようかなと思います。

 いかに短編とはいえ、10分での作業は進まないですし、あまりしゃべっていると脳の言語野を刺激しすぎてしまい、集中できなくなるかもしれないので、一緒に作業している感じが出るBGMとしての動画もできれば日々30分アップしていこうと思います(無駄無駄?)。時々しゃべるけどね。ぶつぶつと。


(書いたもの)

・それぞれのアイディア項目に3視点のナンバリング

・アイディアの箇条書きの続き

・コンテストの対象読者は、朝読する人がコンセプトでした!


────────────

(今日のエッセイ)


 ふり返れば、私もよくありました。


「誰が対象読者かわからないけど、誰かには刺さるのでは」

「自分の書いているジャンルがわからない」


 別に、これらが悪いということを言いたいわけではないんです。創作って、本当に自由だし、何をやったっていいし、逆に何をやったって駄目なんですよね。


 創作とは自分の頭の中にあるものや感じたことなどを、何かで表現する、という行為なので、そこには自分と、表現したものを見る誰かがいるわけです。


「対象読者はこの人!」

「この人に面白いって言わせたい!」

「このコンテストの傾向は──対象ジャンルは──」


 といったところから、自分のアイディアを固めていくやり方は、単に『視点の違い』でしかないと気づきました。


 かつては、


「ジャンルが固定した作家にはなりたくない(ミステリ作家、ホラー作家など)」

「自分が書きたいもの、面白いと思うものを書きさえすれば、誰か必ず面白いと言うに決まってる!」


 と考えていたのですが、それはおそらく


『自分がやりたいこと、自分が好きなもの、自分が書けるもの』


 という自分視点での作品づくりなんですね。


 それはそれで間違っていないし、何の問題もないけれど、いざ誰かに楽しんでもらおうと願ったとき、自分以外の人が「面白い!」と言って夢中になってほしいと願ったとき、それが叶う確率はかなり落ちます。


 それは当たり前のことで、


「今の時代を生きている人たちが望んでいるもの」

「今の時代を生きている「あの人」が喜んで読みそうなもの」

「その作品を誰が読みたがり、誰が喜び、感動し、広めたくなるか」


 そんな視点が最初の段階で入っていなければ、表現の自由度が上がりすぎてしまうから。


 広すぎるフィールドの上を縦横無尽に走っていたら、そりゃあたまにコースアウトしたりしますよね。


 たとえば、一生懸命書いた私の作品は、知人がそのプロットを読んで「これ読んでみたい」と言ったことがきっかけで着手しました。


 が、登場するヒロインは、知人が好むようなヒロイン像か。その主人公は、知人が共感できるような主人公か。


 そういった視点は、考えているようで考えていなかった気がします。


 むしろ、その彼が好むヒロイン像は、詳しくはありませんが私は好きじゃない可能性が高そうでした。それに彼とは少し違った価値観を持つ主人公を登場させることで、「彼にいろいろ気づきが生まれるのでは?」という奢りというか、押しつけがましい気持ちもありました。


 恋愛小説なんて、共感してなんぼ、好きなタイプの子ときゅんきゅんしてなんぼなのに。


 それを味わいたくて読者は読むのに。


 最初にその『彼を喜ばせよう』という視点が入っていて、私がおかしな固定観念を捨ててさえいれば、もっと違う作品になっていて、少なくとも今よりは誰かの心に刺さるものになっていたと思います。


 私が書きたいもの、書いてもいいと思えるもの + AくんXさんが喜ぶもの


 その制約の追加が作品を縛り付けるけれど、自分に書くエネルギーと技術さえあれば、コースアウトする危険性は減る。つまりゴールに到達する可能性は増す。


 それが拙著『ナゾ解き先輩』で犯したミスかなと、反省しています。


 ……とはいえ、


「そんなことまで考えて何カ月も時間かけて仕上げてたら気が狂うわ!」


 と考えたのも事実。


 だから私は、とりあえず別の道を歩こうと決意したわけです。


 プロとして一線で活躍し続けられるひとは、そんな様々な制約という足かせを付けながらも、なんとかゴールまで歩き続けられる技術と情熱がある人、それが私より苦痛に感じない人、なのだろうと思う。


 まともに起承転結つくって書き上げるだけでも大変なのにね。


 マジリスペクト。


 ではまた明日!


────────────

創作コーチ

尾崎ゆうじ

(note) https://note.com/ozaki_yuji

(youtube) https://www.youtube.com/channel/UCu54sC6pviWQUC1eA6dqDKg/featured?view_as=subscriber 

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