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概要
いつもの通学路で誰かの視線を感じた事ってない?ないなら知らない方がいい
文字にすると怖ろしすぎて名前や町は明かせませんが朝の通学路っていつも一緒でしょ。それはね、あなたがそこを通るように生まれた時から決められていたのよ。おかあさんに聞いてごらんなさい。お母さんもおばあちゃんもそのまたおばあちゃんも、女はみんな同じような経験をしているはずだから。これは毎日通る駅までの道のお話。真夜中や暗がりのお話じゃないのよ、朝日に照らされた爽やかな朝のお話。でも、あの人たちには朝だって感覚がないのかもしれない。いいえ、あの人って呼べるのかしら、形はあるのかしら。
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