第10話 されて嫌なこと
「瀬尾さん、井上先生に啖呵切ったんだって? いやあ、アハハ」
朝のホームルーム終了後、担任の先生が俺たちの机のそばまでやってきて豪快に笑った。話題に上げられた本人はといえば、きょとんとした顔をしている。
「井上先生?」
「ほら、こないだの、生物部の顧問の先生だよ」
助け舟を出す。ああ、と納得したように頷いた瀬尾さんは、小首を傾げた。
「啖呵というほどのものは切っていません」
「いいのいいの。どんどん言っちゃって」
そういえば、井上先生と同じ教科を担当しているこの先生は、何かと彼と因縁があると噂である。なんでも教育方針が合わないとか、指導の方法でいがみ合っているとか、いろいろと話題は尽きない。
先生同士でも、仲がいい悪いは当然あると思うし、そこを考えると井上先生と敵対している先生がうちの担任であったのは、瀬尾さんにとってラッキーだ。少なくとも一番接する機会が多いだろう先生からの風当たりが強くなることはない。
「そもそも生物部が幽霊部員の集まりだからって、仮にも兼部しているのにあの扱いの差はないだろって前から思ってたしね。任されたからには責任を持って、部を盛り上げるなりなんなりしないと」
この先生は、うちの校風に見事に合致した、いわゆる高校生は青春しろよ、というタイプの人なので、生物部のような稼働率の低い部活があることが許せないのだろう。そしてそこの顧問が自分の嫌いな教師ときたら、こりゃあ叩かないわけにはいかないのである。
それにしても、こんなにあっさりと自分の心のうちを明かしてしまっていいのだろうか、俺は仮にも生物部で、井上先生と少なからずかかわる機会があって、そのうちうっかりぽろりと井上先生に、うちの担任がこんなこと言っていた、とばらしてしまわないとも限らないのに。
最近俺は、暴露という単語に不穏なくらいに敏感である。
出席簿でうなじを掻きながら、にやにや笑って先生は俺の肩に手を置いた。
「まあ、でも新入部員が入ったら少しは気が引き締まるだろ? 生物部らしいこと、しろよな」
「はあ」
生物部らしいことってなんだろう。ぱっと頭におじさんの顔が浮かぶ。却下。
あの事故以来、おじさんは研究室にこもり気味らしい。うっかりすると、三日四日は出てこないのが当たり前で、家に帰ってもまるで生活の様子がうかがえないそうだ。
そういえば、先日家の近所で会ったおじさんは、石ころがどうこう言っていたけどあれはなんだったのだろう。俺はあれでかちんときて怒鳴ってしまったのだが、果たしてその俺の思いが伝わっているのかはまったくもってあやしい。あやしいというか、十中八九伝わっていない。
ところで、俺は未だに瀬尾さんの自宅を突き止められていないでいる。ここ数日、毎日こっそりとあとをつけているのにもかかわらず、毎回必ずなぜか見失う。あまり大々的にあとをついていくこともできないので一定の距離を置いているのが原因なのか、角を曲がったところ、とか、少し混んだ電車の中、とかでふらっと彼女は消えてしまう。そして、奇妙なのが毎日通学路が異なっていることだ。ある時はバス、ある時は徒歩、ある時は電車。こうなってくると、瀬尾さんのほうに俺をまこうとする意思があるとしか思えない。
実際そうなのかもしれない。稚拙な俺の尾行など、あっさり勘付いているのだろう。というわけで、監視を始めて一週間も経たずして、俺は自宅を特定することを諦めた。
しかし、これで手詰まりなわけではもちろんない。
じっと瀬尾さんを見つめると、何、というふうに視線がかち合う。すぐに逸らすと、今度は窓際で友達と喋っていた様子の一華と目が合った。そちらは逸らさず軽く手を振ろうと腕を上げてみると、その寸前にふいと逸らされた。
「何だよ……」
最近一華がそっけないのは、気のせいではないと思う。最近、と言うかおじさんがあの事故を起こしたあとあたりだと思うけど。なんとなくゆっくりと距離が開いたように態度が硬化しているので、俺にもはっきりとした時期は分からないものの、そんな気はするのだ。
俺、何かしたんだろうか。
なんとなく傷ついた気持ちになって、唇を尖らせた。
今更冷たくなるなんて、なしだ。と理不尽なことを思ってしまう。離れるのも近付くのもいつでも自由であるはずなのに、一華の行動に俺の意思なんて関係ないはずなのに、俺が一華のためにこんなに苦心しているのに、という恩着せがましいことを思ってしまう。
これは一華への「恩返し」なのに、恩を着せるとはこれいかに。
頭を振って、邪念雑念を振り払う。一華がなんだか最近俺にそっけなくなろうが、それでも俺はやるべきことをやる。それだけだ。
と、理解はしていても男子高校生という繊細な生き物の頭は納得してくれないのが悲しいところである。一華にすげない態度をとられてけっこうへこんでいる。
一日、授業を終えて部室に向かう途中、同じくグラウンドに向かう一華たち女子陸上部集団と遭遇した。でも、俺は傷つきたくなくてそれに気づかなかったふりをして一華から目を逸らした。
窓から見えるグラウンドは、梅雨で湿っぽいというのに砂埃が舞っている。部活動中の生徒たちが悲鳴を上げて隅に移動し、スプリンクラーが起動して地面を濡らす。その、悲鳴を上げた一団の中に、ビブスと陸上用の短パンを身に着けた一華の姿もあった。陸上部が走り込みをおこなっていたのだ。
窓の桟に頬杖をついて一華の短パンからすらりと伸びる健康的な脚を見つめる。適度に日に焼けた引き締まった太腿に、小さな膝小僧、長くしっかりとしたふくらはぎ、そしてシューズに包まれた足、二十四センチ。
昔一華は運動なんて全然得意じゃなくて、むしろどんくさくて男子からよくからかわれていた。それを俺は背中に隠すようにしてかばっていたのだ。真弓おばさんから消極的な一華を頼まれていたというのもあるし、何より小学生の一華は可憐で可愛かったのだ。いや、今もじゅうぶん美少女なんだけど。
それが、小学生の高学年になってクラブ活動で陸上を始めてから、めきめきと体力と筋力をつけ、白い肌はうっすら日に焼けて、中学校では当然陸上部に入部して学校一走るのが速い女子になったりもした。友達も増え、どんどん活発になり、中学校に入るあたりからオタクをきわめだして深夜アニメにどっぷりはまっていった俺とは雲泥の差をつけたのである。
それでも、一華とは変わらず仲がよかった。教室の隅で数少ない友人と漫画の貸し借りをしているような俺に、一華はほかの友人と分け隔てなく話しかけてくれた。そのおかげか、暗くてオタクっぽい俺をいじめようとしていた不良少年の魔の手からも逃れられたのだと思う。
だから、今度は俺が一華を助けなければならないのだ。
一華の父親は変人だ、という噂は、中学生の彼女を少しだけ苦しめた。母親を亡くして間もなかったため、おおっぴらにそれでいじる奴はいなかったが、ひそひそと陰でこっそり一華をも変人なんじゃないかと噂する奴はいた。それを、気にしていないふりで一華は傷ついた。
高校に入学して、もちろん同中学から数人進学したものの、彼女の華やかな地位を脅かすような噂を立てる奴はいなかった。しかしここにきて瀬尾さんというまったくの異分子が名乗りを上げてしまったのだから、俺も一肌脱ぐしかない。
瀬尾さんを見張って、他人にあの妄想を喋らないように、おじさんがまさか死んだ妻を蘇らせようとしているなんて喋らないようにしなければならない。
それが、俺にできる一華への恩返し、ひいては下心なのだ。
「おい繁田よ。棚田さんの脚ばかり見てないで、ちょっと手伝え」
背後から尻を軽く蹴られ、窓から落ちそうになるモーションをすると、後藤はもうすっかり白けた様子で今度は俺の後頭部をはたいた。
「何するんだよ」
「何じゃねえよ。部室の片づけをちょっとは手伝えと言ってるんだよ」
夏休み明けから、各部活の部室が集中しているこの棟が耐震工事を始めるため、引越しの準備なのだ。とは言え、大したことではない、皆が持ち込んでいる私物を回収させて、作業員がいざ入ってきた時にだらしない様を見せないように片づけるだけだ。
「俺がいなくても世界は回る」
「お前がいても世界は回る」
感傷的なその掃除逃れの言葉は、なんだか妙にポジティブな切り返しに殺された。
たっぷりと一華の脚のすべらかさを目に焼きつけてから、しぶしぶ振り返った。瀬尾さんが無表情で床を雑巾で拭いている。そのスカートから不健康なくらいに細い太腿が露出しているのを見て、俺はたまらず後藤に詰め寄った。
「女の子に床を掃除させるな」
「瀬尾さんがやるって言ったんだよ」
そういう問題ではないのだということを、この愚鈍な男は分からないのか。と睨みつけようとして目に力を込めたその瞬間に彼のにたにたとやに下がった顔を見つけ、腑に落ちる。
「わざとだね」
「何のことだか」
あからさまに視線を逸らした後藤の胸ぐらをふざけて掴むと、負けじと応戦してきた。やいのやいのと騒いでいると、瀬尾さんがあっと声を上げた。ん、と思ってそちらに目をやると、彼女はいつの間にか床掃除を終えてロッカーの掃除に取り掛かっていた。そう、野郎どもの夢と希望が詰まったロッカーの。そのロッカーの棚からバランスを崩して何か物が落ちてきたのに、彼女は声を上げてしまったらしかった。
「瀬尾さん、そこはやらなくていいって言ったじゃん!」
「ああ……」
後藤が嘆くのも無理はない、なぜならロッカーの戸を開けた裏には、ちょっとエッチな格好をした二次元の女の子のイラストポスターが貼られているのだから。誰が貼ったのか、とりあえず俺が入部した時にはすでに貼ってあり、当時の先輩たちも知らないようだったので、もう誰も知らないが、なんとなく部室の守り神のようにずっといる。
「ごめん、勝手に開けてしまって」
「いや……、見苦しいものを見せてしまってごめん」
謝り合って、それからふと瀬尾さんは首を傾げる。
「見苦しいもの?」
「その、ちょっと際どい萌え絵とか」
ロッカーの戸に貼られているポスターを指し示す。こういうものが一般人に受け入れられないオタクカルチャーであることは重々承知だ。瀬尾さんは、それをまじまじと見つめて、あんまり見ないでくれるとうれしいなあ、なんて俺が思っているのもきっとつゆ知らず、言い放つ。
「たしかに、このポーズでお尻が背中から見えるのは、関節的にありえないかな」
そういう問題じゃない。
胸と尻を強調したいがために、前かがみになっている女の子のお尻の割れ目まで見えているのはたしかに人間的にありえないかもしれないが、問題はそこじゃない。胸と尻を強調しているのが問題なのだ。
瀬尾さんって、ちょっとずれているよな。
なんて思っていると、にわかに廊下のほうが騒がしくなった。男女の声ががやがやと響いている。何ごとかと思いドアから首を突き出すと、陸上部の連中が早くも部室に引き上げてくるところだった。その中に、一華の姿も見つけ、目が合う。
「今日、終わるの早くないか」
「ちょっとずつ部室の片づけもしなきゃいけないから、週一で早く切り上げることになったの」
「へえ」
ビブスの上から体操着のジャージをはおっている一華が、不意に俺の背後に視線をやって、目を見開いた。
「希ちゃん」
「一華ちゃん」
なぜ、というふうに首を傾けかけて、ああ、と思い出したように呟く。
「生物部に、入部したんだっけ」
「うん、そう。繁田くんが誘ってくれて」
「そっか」
急に、一華の声が、ひやっと温度を下げた。なんだ、と思っているうちに、一華はとなりで所在無げにしていた女子の肩を叩いて陸上部の部室のほうへ足早に去っていってしまった。
「おい、一華」
ぱたぱたと廊下の角を曲がって消えた背中に追いかけるように声をかけるが、聞こえていたはずなのに無視された。何なんだ、急に。
眉を寄せつつ、作業に戻ろうと身体ごと振り向けば、後藤の顔がすぐそこにあった。
「なんだよ!」
すさまじいまでの真顔が視界いっぱいに広がって、俺は思わず後ずさり怒鳴る。
「なんでお前ごときがいっぱしに青春してんの?」
「は?」
ツッコミどころはいっぱいあるが、こいつにとっての青春が何であるのか、何となく理解する。女子と会話する男子、というのを、彼は妬んでいるのだ。俺と同じで、リア充と呼ばれるタイプの人間に勝手な苦手意識を抱いているし、あわよくばリア充は爆ぜろと思っている。でも、結局はそのリア充たちが羨ましい。
俺にとって、青春は泥水みたいなものである。今の、趣味が充実していて深夜アニメや漫画やゲームが楽しい生活を惨めだと思ったことはない。でも、もしかして一歩踏み違えれば、一華のような女の子とわいわい騒ぐタイプ男になっていたかもしれない可能性を捨てきれないでいる。教室の隅で日の目を見ない現状を、腹立たしく思ったのは一度や二度のことではない。
もっと友達が多かったら、学校はもっと楽しかったのかもしれない。そう思うことは何度もあるのだ。
「って、どういう意味?」
いろいろと邪推した末に俺は結局そう言う。一華と言葉を交わすのは今に始まったことではないし、そんなことは後藤だって知っているはずだ。それを今更、青春している、とあげつらう理由はなんなのだろう。
「あ、分かんないならいいよ」
「何だよそれ」
ひらひらと手を振って、部室に引っ込んでしまう。何なんだ、と思いつつ、俺は一華たちが消えた廊下のほうを見た。
すらりと伸びる健康的できれいな脚だとか。ほっそりとくびれたウエストだとか。陸上選手として生きていくには少し大きい気がする胸だとか。健康的に日焼けしたシャープな頬やそこにかかるポニーテールからこぼれた髪の毛だとか。
そういうものばかりあげつらっているうちは、シャワーを浴びている彼女とあわよくばラッキースケベとか考えているうちは。
たぶん恋と呼んでしまってはいけない。
もう一度、名残惜しく廊下の角を見つめ、部室に戻る。部屋の片づけをするよ、と言って召集をかけたにもかかわらず、集まったのは俺と後藤と瀬尾さんだけだ。皆ミーティングにはちらちらと出るから幽霊と言い切ってしまうのは語弊があるが、いかんせんそれに近いものがある。
そういえば最近一華からはふんわりとしかおじさんの話を聞かない。もちろん、彼女が俺にそっけないせいもあるのかもしれないが、おばさんが亡くなってからだいぶ父娘関係にひびが入ってはいるものの、こんなことは今までなかった。彼女はいつも呆れたように、俺に父親の近況を報告してきていた。聞いてよ、またパパがしょうもないことをしているんだ……。
それがないというのが何を示しているのか、分からないほど馬鹿ではない。一華と父親の間に、修復不可能とも思われるような深い亀裂ができてしまったのだ。ひび、なんて可愛いものではなく、それはもう溝と呼べるくらいの。
彼のことなどどうでもよくなってしまっただろうか、もう何をしていようが興味もなくなってしまっただろうか、口に出すのもおっくうになってしまっただろうか。
それは、ひどく、さびしいことだった。
自分のためが第一であるとは知っていつつも、おじさんは「一華にもまだ母親が必要」というようなことを言っていたのだ。自分のため、ひいては一華のためでもあるあのけったいな研究を、その一華が否定してしまってはあまりにもさびしい。
彼女の気持ちは、まあ痛いほどに分かるのだけど。
「人間て難しいな」
「何だ急に」
ロッカーの中を片づけながら、ため息と一緒にそう吐き出すと、となりで同じくロッカーの中にあった、ガチャガチャのおもちゃやフィギュアをどうしようか思案していた後藤が、怪訝そうな顔をした。
「いや、なぜ、よかれと思ってやったことってだいたい裏目に出ちゃうんだろうな」
「それは相手の気持ちを推しはかり切れてないからじゃないか?」
「と言うと?」
「そりゃ自分はよかれと思うさ。でも、相手にとっては全然よかないんだよ」
「その齟齬はどこから生じちゃうの?」
「だって、自分がされてよかれなことが相手にとってもよかれとは限らないだろ」
「どうして?」
「さっきから疑問符ばっかり、お前は好奇心旺盛な五歳児か」
なぜそこで五歳児が比喩として出てくるのかは不明だが、とりあえず馬鹿にされていることだけは分かるぞ。
そう、不思議なのは、よかれと思ってやったことは世の中だいたいが裏目に出るという事実だ。よかれと思って電車で妊婦や高齢者に席を譲ったのに頑なに断られたり、よかれと思ってベランダに出ていたプランターの掃除をしておいたのにあとで母親に花を台無しにしたと叱られたり。
一華のため、よかれと思って研究をやっているおじさんは、彼女に邪険にされている。
「だって、昔小学校で、習ったじゃん。自分がされて嫌なことは人にするなと」
「そうだな」
「その逆は、していいんじゃないの? 自分がされてうれしいことは人にしてもいいんじゃないの?」
「そこはちょっと難しい問題なんだけどさ」
手に持ったガチャガチャクオリティのくせにけっこう質のいいフィギュアで、人形劇をするように後藤が彼らを向き合わせた。
「不思議なことに、自分がされてうれしいことを全人類がうれしがるわけじゃないんだよな。たとえば、今晩のメニューがカレーであること、母親は息子がうれしがるだろうと思い込んでつくっているけど実は俺は母親のつくるスパイスたっぷりのカレーが好きじゃないように」
「たとえが悪い」
「黙れ五歳児」
手に持ったフィギュアに喋らせるように動かしながら罵倒してくるのを、同じく手に持ったフィギュアで弾き飛ばす。あわれにも飛んでいった後藤のフィギュアが床に硬い音を立てて落ちた。
後藤の言いたいことはなんとなく分かる。しかし、板挟みの俺としては納得がいかない。
どうにかして、一華もおじさんも幸せになる道というのはないものだろうか。
大掃除を始めると、本棚にあった昔買った最近読んでいない漫画を読み始めてしまう。それと同じことが、俺と後藤にも起こり始める。つまり、ロッカーの中のなんだか懐かしい品々に心奪われていた。そんな中、懐かしい品々がない瀬尾さんだけが真面目に拭き掃除をしていた。
◆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます