「楽しい・好き」の持つ力

 少し慣れてきたら、応援をちょっと楽しんでみましょう。作家さんや物語のすばらしさはそっと脇に置いて、あなたの「楽しかった」「好きです」の気持ちをいっぱいに表す、です。


 わたしは書き手でもあるので、応援するときは、情景・心理描写、物語の構成、文章力、アイディア、作家さんが描く世界などの、上手なところを拾い上げたくなります。書き手としてそれらにふれてもらえると、とてもうれしいからなんですね。ですが、ときどき読み手としての気持ちを優先することがあります。先日、それをやりました。具体的に何をしたかというと、「このキャラクターが一番好きです。登場する回が楽しみ」と、小説技法そっちのけで、自分の好きの気持ちを伝えたのです。ファンレター(応援)は勢いで出すに限るのですが、さすがにちょっと心配になりました。こんな応援で大丈夫かな、と……。

 

 大丈夫でした。

 自分でいうのもなんですが、わたしは読み手として運がいいのかもしれません。その作家さんは、応援への返信で、わたしの好きなキャラクターの今後の活躍を軽く紹介してくださったのです。楽しみが待っていると思うと、読み手のモチベーションもぐんとアップしますね。作家さん・読者の幸せの連鎖です。

 応援は「楽しい・好き」の気持ちを全開にしても、きっと大丈夫。難しいことは抜きです。わかりやすくストレートな思いの“応援力”は、かなり強そうです。


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 ◉Point

 応援は「楽しい・好き」の気持ちをいっぱいにして。

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 つづく

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