make a mistake 間違えた!

 本エッセイで、ひとつだけ意識していることがあります。それは、ともすると気持ちが重くなるような話題のあとは、必ず軽くて明るい内容にする、です。今回は、わたしの失敗談です。


 物語にふれてどうしても言葉を送らずにはいられないとき、わたしは応援コメントだけでなくレビューも利用します。このレビューには、予想もしなかった落とし穴があり、見事にはまってしまいました。しかも二回も。

 カクヨムの仕組みは、レビューを投稿するとき、わかりやすく『Are you ready?(準備はいい?)』とサインを出してくれます。投稿に必要な文字が入力されると、「投稿」ボタンがアクティブカラーになるんですね。ですが、わたしはこれにすっかり気づかなかったのです。


 わたしはレビューをするとき、まず★の数を選び、次にひとこと紹介を入力します。それを道標にして、本文をまとめるのです。「ひとこと紹介はこうで。あ、やっぱりこっちに」と消して直して、新しい言葉を入力してキーボードのEnter(普段はiOSタブレットのアクセサリを使うので、ボタンはReturn)を押したところ、「あ、あれ……」と青ざめました。まだ本文を入力していない、それどころか、紹介文も途中なのに、突然レビューページが閉じてしまったのです。おそらく、トントンとEnterボタンを二回押してしまったのでしょう。二回目で投稿が実行されたのだと思います。

 状況がどうなっているのかは察しがついたものの、怖くて目にできませんでした。作家さんご本人はもちろん、カクヨムを利用するすべてのかたに、「途切れた紹介文の、本文が空っぽ」の、まるでいやがらせのようなレビューが見られたはずなのです。「make a mistake(間違えた!)」どころの騒ぎではありません。どうしようどうしようと数秒焦り、はたと落ち着きました。「ミスがバレないよう、切り上げるように応援するのは違う。苦情がきたらそれはそれ。こうなったら開き直って、時間をかけていいのだ」と。フィギュアスケートの選手は、転んでしまってもすばやく立ち上がり、美しい演技に戻りますよね。そこまでの強靭な精神は持っていませんが、ミスをしても、そのあときちんとすれば問題はありません。


 もしあなたが、言葉を用いてレビューをする場面があったなら、途中投稿に気をつけましょう。でも、最後に気持ちが伝わればよいので、ミスを恐れずに、です。わたしは二回のミスを経て、以下のようにレビュー手順を変えました。ご参考になれば、うれしく思います。


◉ミス後のレビュー手順

1. ★の数を決める

2. レビュー本文を入力

※この段階で「投稿」ボタンはアクティブになりません。

3. ひとこと紹介を入力

4. えいっと「投稿」ボタンをタップする

おしまい


 もしものときは、投稿後のレビューを編集することもできますので、ご安心を。あなたが投稿したレビューページ右上隅に「レビューを編集」とありますよね? それをタップすれば、レビューを手直しできます。気持ちが十分に伝えられずにいたら、こっそり直しちゃいましょう。


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 ◉Point

 レビューは気持ちを伝えるのが最優先。

 もしミスをしても、ゆっくりと応援をやり遂げる。

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 つづく

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