これは、一組の男女の長き縁の物語 トド
後に世界の命運を賭けた戦いに身を置く、その少年は、しかし英雄と呼ばれることはなかった。
これは、英雄譚ではない。
これは、一組の男女の長き縁の物語。
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目次
連載中 全104話
更新
- 『エルマイラムの冒険者』
- 第1話 『事件』
- 第2話 『自警団の誇り』
- 第3話 『遭遇』
- 第4話 『帰還』
- 第5話 『家族』
- 第6話 『違和感と困惑』
- 第7話 『裏切り』
- 第8話 『制裁』
- 第9話 『隠し事』
- 第10話 『邂逅』
- 第11話 『無作法への対応』
- 第12話 『紐解かれる真実』
- 第13話 『思わぬ来客』
- 第14話 『幼子』
- 第15話 『契約』
- 第16話 『軽薄な男』
- 第17話 『笑みと涙』
- 第18話 『魔法使い』
- 第19話 『あの日の出来事』
- 第20話 『勇気と絶望』
- 第21話 『不安と期待 そして、決着』
- 第22話 『悪夢の終わり』
- 第23話 『守れなかった約束』
- 第24話 『男には分かるもの』
- 第25話 『報われない仕事』
- 第26話 『回想 失われた温かな手』
- 第27話 『女には分かること』
- 第28話 『報酬』
- 第29話 『特別な笑顔』
- 第30話 『回想 勇敢だった僕の友達』
- 第31話 『違う道を歩む、君へ』
- 『その出会いに、名をつけるのならば』
- 第32話 『首飾り』
- 第33話 『黒髪の少年』
- 第34話 『気配』
- 第35話 『再会』
- 第36話 『遅参者達』
- 第37話 『役立たず』
- 第38話 『提案』
- 第39話 『静かな怒り』
- 第40話 『認識共有』
- 第41話 『限界』
- 第42話 『焚き火』
- 第43話 『気遣い』
- 第44話 『唯一の手段』
- 第45話 『既視感』
- 第46話 『困惑』
- 第47話 『責任』
- 第48話 『愚痴』
- 第49話 『謝罪』
- 第50話 『口惜しさ』
- 第51話 『ささやかな宴』
- 第52話 『別れ。そして……』
- 第53話 『願い』
- 『誰がために、彼女は微笑んで』
- 第54話 『世界を憎んだ少女』
- 第55話 『慟哭と偽善』
- 第56話 『依頼』
- 第57話 『恨むべきものは』
- 第58話 『懺悔』
- 第59話 『その店は……』
- 第60話 『堕落』
- 第61話 『親友』
- 第62話 『痛心』
- 第63話 『叫び』
- 第64話 『悔しさ』
- 第65話 『取引』
- 第66話 『不快感』
- 第67話 『贈り物』
- 第68話 『夕日』
- 第69話 『警告』
- 第70話 『心』
- 第71話 『願いと決意』
- 第72話 『壁に囲まれた村』
- 第73話 『笑顔』
- 第74話 『交渉』
- 第75話 『譲歩』
- 第76話 『最初の事件』
- 第77話 『檻』
- 第78話 『口論』
- 第79話 『聖女』
- 第80話 『診察』
- 第81話 『第二の事件(未遂)』
- 第82話 『約束』
- 第83話 『発熱』
- 第84話 『残された時間』
- 第85話 『そして、その時が……』
- 第86話 『追跡』
- 第87話 『儀式』
- 第88話 『殺戮』
- 第89話 『贖罪』
- 第90話 『魔女』
- 第91話 『後悔』
- 第92話 『炎』
- 第93話 『汚染』
- 第94話 『人質』
- 第95話 『禁呪』
- 第96話 『平行線』
- 第97話 『サクリ』
- 第98話 『瞳』
- 第99話 『そして、今に戻り』
- 第100話 『終わった事』
- 第101話 『価値も資格もなく』
- 第102話 『それは、「罪」などではなくて』
- 特別編
- 第103話 特別編『先輩と後輩と特別稽古』(前編)
- 第104話 特別編『先輩と後輩と特別稽古』(後編)
おすすめレビュー
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★★ Very Good!!
男は語らず、されどその歩みは語る。男の語られぬ英雄譚を。 地辻夜行
男は知っている。
自分が英雄などと呼ばれる価値がないことを。
そして、他者も彼を英雄とは語らない。
されど、彼が歩いた跡には花が咲く。
人々の笑顔という、儚いけれども暖かい、そんな花が咲く。
無口だけれども魅力的な主人公が、しっかりと物語を引っ張っている。
若干物語の前半に周囲の環境の説明にあたる文章が詰め込まれ過ぎの感はあるが、文章自体は丁寧で、読みやすいので、本筋のストーリーのテンポが崩れる程ではない。
主人公とそれを取り囲むキャラクター達の関係性が美しく、ときにハラハラ。ときにドキドキ。ときにきゃあきゃあと叫びたくなる。
無口系主人公が好きな人には特にお薦めの良作。
★★★ Excellent!!!
その主人公の不器用な優しさが堪らない!! しょぼん(´・ω・`)
物語は異世界ファンタジー。
魔法が貴重な存在となっており、既に冒険者も昔のような大冒険などという風潮が落ち着き、やや落ち着いた感のある時代。
エルマイラム王国の首都、港町ナイムで起きた、父子を襲った猿のような魔物を巡り、自警団がその相手を追っている最中。
冒険者であるが、自警団に協力しているジェノを中心に物語が進みます。
何を考えているか分かりにくい寡黙なジェノは、自警団と魔物を追っていく中で、途中からとんでもない行動で周囲を混乱させ、己の立場を危うくするという、裏がある主人公らしい展開にを見せます。
また、そんな中で、行きつけの料理店の店員達、自警団に冒険者ギルド、そして旧友などを巻き込み話は進んでいきます。
一章(31話まで)は街の中だけで完結する、と書くと小さい話、と思われるかもしれません。
ですが、そこに詰め込まれた優しさ、葛藤、苦しみ。そして各々の強い想いは、とても人間模様がしっかり描かれていて、読み応えあるんですよ!
しかもですね。
主人公ジェノ君にひとつだけネタバレすると、いい奴。うん。いい奴なのよ。
こういう主人公堪らないです!!
現時点でも話はきっちり纏まっていて、すっきりと読める本作品。
是非手にとっていただきたいと強く言える逸品です!
最後に。メルちゃんがんばれ!!\\\\٩( 'ω' )و ////