概要
能の世界に登場する三つの恋の物語
旅好きの僧『慈雲』は、初瀬への旅の途中、古びた寺に立ち寄る。その寺こそは、かつて在原業平と紀有常の娘が暮らしていた旧跡。
やがて夫婦の後生を弔う慈雲の前に、一人の女が現れる。苔むした古塚に手向けの水を捧げる女。たまらず声をかける慈雲に、女は昔日の物語を静かに語ってみせる―――。
「恋の巻」三部作の内の第一巻「井筒」のものがたり。
やがて夫婦の後生を弔う慈雲の前に、一人の女が現れる。苔むした古塚に手向けの水を捧げる女。たまらず声をかける慈雲に、女は昔日の物語を静かに語ってみせる―――。
「恋の巻」三部作の内の第一巻「井筒」のものがたり。