概要
犯人は妖怪? それとも人間? 奇妙な事件を巡る「日常ミステリー」
都内の私立大学に通う四谷小春は、自他ともに認める妖怪オタク。
彼は一度気になることが起きると首を突っ込まずにはいられない性格だった。
いつの間にかゴミまみれになった大木、消えた万引きの品、犬の呪い……。
身の回りで起こる奇妙で不思議な事件。果たして妖怪の仕業なのか、それとも?
彼は一度気になることが起きると首を突っ込まずにはいられない性格だった。
いつの間にかゴミまみれになった大木、消えた万引きの品、犬の呪い……。
身の回りで起こる奇妙で不思議な事件。果たして妖怪の仕業なのか、それとも?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!妖怪の仕業にも思える謎との対決
大学で妖怪の研究を志す男子大学生が、高校生や記者の仲間と共に、日常に潜む奇怪な謎を解くミステリの短編集です。次々と繰り出される妖怪になぞらえた謎がバリエーション豊富かつおしゃれで読者の食指をそそります。また一話一話が比較的短いため、するすると読めてしまいました。中にはあまり一般的とは言えない知識が謎解きに必要になるものもあり、読者との対決という意味ではあまりフェアとは言い難い点もありましたが、どのお話の推理も納得のいくものでした。
また登場するキャラクターがそれぞれ生き生きしており、彼らの動きやセリフにしっかりと感情がこもっていたのも素晴らしいと思いました。