概要
自然への五感のリンクが完成。ついに全てを感じる神の領域へと繋がった。
時は十五世紀。沖縄が『琉球(レキオス)』と呼ばれ、三つの小国に分かれて統治されていた頃。それぞれ、北山、中山、南山という国の名を持ち、三国の勢力争いが絶え間なかった。戦国時代が幕を上げた。北の国を治めていた今帰仁(なきじん)城。そこの王子賢龍(けんりゅう)は、訪れたその島で神人(かみんちゅ)見習い、美久(みく)と出会う。彼女は中山の最高軍師、大君(おおきみ)に見込まれ、軍部の中枢へと引き上げられる。一方で、ライバルである青江(あおえ)の恨みを買うことに。
中山王子・尚巴志(しょうはし)の大号令のもと、三山統一への動きが起こる。大君は、美久を大抜擢し指揮を取らせた。
やがて中山と北山との闘いが起きる。美久は愛する人の北山か、軍師である中山かの選択を迫られる事になった。
中山王子・尚巴志(しょうはし)の大号令のもと、三山統一への動きが起こる。大君は、美久を大抜擢し指揮を取らせた。
やがて中山と北山との闘いが起きる。美久は愛する人の北山か、軍師である中山かの選択を迫られる事になった。
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- ★★ Very Good!!これもまた戦国、知られざる琉球の歴史
時は十五世紀はじめ。まだ薩摩島津に侵略されず、沖縄が日ノ本ではなく、琉球と呼ばわれていた時代。
そこでもまた、北山、中山、南山の三国に別れた群雄割拠が行われていた。
そんな動乱の波間、小さな島に、ひとりの少女が暮らしていた。
外の世界にあこがれる少女、美久はその霊能を買われ、神人(かみんちゅ)として、軍師としての教育を受ける。
だが、仕えるべき尚巴志は己が野心のために急速に勢力を拡大していき、やがて美久の想い人、賢龍王子の北山をも陥れんと画策する。
戦国の過酷さの先、彼女たちが行き着く世の果て(ニライカナイ)とは、何処なのか……?
文章としては粗削りながらも、難しい題材に果敢に挑み、…続きを読む