林檎を手にして何を思う

　どこか訳ありな千草は平凡な日常を送っていたのだがある日可笑しな夢を見てから毎晩同じ場所で同じ影に会って、影から差し出される色々な本を読んでいた。
　退屈だった日常に飽き飽きしていた千草は夢の中でいろいろな本を読み。
　それ以外の起きている時は今までと変わらず普通の生活を送っていた。
その一方で千草の事を溺愛する幼馴染みの紗奈は日に日に千草に対して思う気持ちが膨れ上がって行きとうとうある行動をしてしまう。
二つのセカイと二つの視点から織りなす新たな恋愛奇譚の幕が上がる。