ファンタジー要素があるのに、なぜか親近感が感じられる。そんな小説でした私は今学生なのですが、主人公との境遇は欠片も似てないのにどこか共感できる私は、涙が出ました。感動しました!!なかなか泣かないのに!!!涙が出ずとも、どこかで感動できるウルッとくる物語ですとりあえず、読んでみてください!!!どんな人の心にも響く。これは、言える
硝子の少女の心情がとても繊細で壊れやすい、まさに硝子の心と言った風に感じました。とても面白かったです!
とても綺麗で美しい作品でした。綺麗などの言葉が薄っぺらく感じるぐらいに。私もより美しい物語が書けるようにいい刺激となりました。ありがとうございます😌
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(63文字)
描かれているのは現実にもありそうな日常のはずなのに、硝子の体を持つ少女という非日常の存在が日常と非日常の境をあいまいにしている。 美しい空も、とりとめのないおしゃべりも、何気ない母の言葉もさりげなく、それだけであれば青春の一幕を見つけたような気持ちさえするのに、そのあいまいさが読者を主人公の硝子少女の傍に立たせ、孤独や疎外感が身に沁み、突き刺すようだった。 読み返すほど強まるその感覚が、ラストシーンで思わず叫びだしたくなるような感情に突き動かされる作品。
辛い運命に翻弄されながらも、小さな幸せを見つけ出し、強く生きていく物語かと思ったら、最悪なバッドエンド。そのバッドエンドの儚ささえも、透明。丁寧な描写と、他では見られない主人公の設定、まさかの同性愛。全てが新鮮で、美しく、醜い。惹き込まれました。
描写が丁寧で、読む人によって色々な捉え方ができそうな作品。主人公の設定も他で見たことがなくこの作者しか書けない独特な世界観を感じました。
硝子の体で生まれた少女は、常に周囲からの好奇の視線に晒され続け、そんな煩わしい他人を拒絶して生きてきた。ひょんなことからランチタイムを共にする友人が出来た、気がしたのだが……。主人公の心の叫びが、まさに『ガラスの針』の様に、痛いほどに読者の心に刺さります。悲しい話だけど、不思議と澄んだ読後感のある作品です。
思春期、自分と人の違いは非常に恐ろしいものです。ぼくも容姿にコンプレックスを持っていたので、すごくわかります。あるいは、思春期に限らず。いつ何時でも堂々と生きられる人間なんてほとんどいないのかもしれません。壊れそうになる心を、必死に繋ぎとめている少女の孤独な戦いの記録です。
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