哀しくもどこか惹きつけられる

硝子少女の哀しみに共感というより、私自身の過去の傷跡がひりつくような痛みを感じました。
ですが同時に、私が普段から感じている想いを、物語中に硝子少女が代弁してくれたように感じ、心の靄が払われてすっきりもしました。

また、言葉にすることが中々難しい、複雑な感情の機微を繊細に表現されていて、素晴らしいと思いました。
硝子少女と、保健委員の最後のやり取り、少女の姿まで、胸に刻み付けられた感触を抱きました。
心に残る、素敵な小説をありがとうございました。

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