世界の終わりがせまっているのに、温かい思いで溢れている。心が震える作品です。色々な思いを抱えている方に読んでほしい作品です。素敵な物語をありがとうございました(*´ー`*)
震えました
と、素直に思える傑作でした。テーマ性はもちろん、構成が見事。そしてこれらを生かす描写の上手さ。短いので、先入観なしでぜひ読んで頂きたい。
連作短編的に視点人物がかわりそれぞれの終わりの迎え方が展開します。どこかやさしい、すこし寂しい、調子をもった物語。そして静かにそのときを待ちます。ある種の宗教体験ですよね。宇宙から地球を見るような。人生観がかわるといいます。
明日をも知れぬ世界で、朝を迎えることの幸せ。まだまだ幼く愚かな私たちですけれど、気付くことができるのですね。人間を信じたくなる作品。ありがとうございました。
争いもなく喧騒もなく、優しい時間が丁寧に静かに流れていきます。彼らのそれまでの生き方を表すように。日常の何気ないことが、実は誰かの仕事によって支えられているということにも気づかせてくれます。このお話を読み終えたらぜひ考えてみてください。明日をどう過ごしたいか。誰と過ごしたいのかを。
やりたかった事、思い残した事、最期に見たい景色。あなたにはいくつありますか?人生は長いようで短い。人生は気長に待ってはくれません。あなたの人生も、あの人の人生も、いつ終わるかは誰にも分からないのです。ですから、あなたを支えてくれた人たちへ感謝を今日伝えましょう。謝りたい人に今電話しましょう。一緒に過ごしたい人に会いに行きましょう。家族に愛を伝えましょう。明日が来る事はかけがえのない事なのです。今日この日に感謝して、精一杯あなたの人生を愛して下さい。
ささやかな日常を繊細な筆致で描き、終末世界を書きながらも希望は忘れない。人々の素直さや善良さがこの物語の基盤を作り、それは最後まで揺らぐことがないところに作者さまの優しさを感じます。もしも明日世界が終わるなら、人としてどう生きるべきなのかを問われているように感じました。心に残る、素晴らしい作品を読ませていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
読んでいる間中、目頭が熱くなっていました。世界に終わりが訪れる、その日時が正確にわかっていたら。その瞬間に向けて、どう生きるのか。それまでの美しい軌跡。名もない誰かが、最後の瞬間まで働いている事実。この物語を簡単な言葉で表す事は出来ません。読んでください。きっと最後には涙し、自分の人生を振り返るはずです。
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