第26話 今日で法人化12周年になりました

本日11月15日が私の会社を設立した日になります。

12年前の2007年に設立なので、ちょうど一廻りになります。



あっという間のような気もしますが、この12年は変化し続けました。

リーマンショックもありましたし、名字が3回も変わりました。住居も大阪から東京にうつりました。30歳から42歳へ。出版もしました。大切な伴侶も得ました。


一度目の元夫との最後の二人きりの会話は「ピアジェの時計がほしい」でした。

私は「そんな時計よりも一緒に暖かいご飯を食べる平和な日々がほしい」と大泣きました。その日、家を出ました。


そんなことをふと思い出していたら、インターフォンが鳴りました。

「ゆうパックでーす」といういつもの郵便局のお兄さんの声でした。


そこには、鯛焼きの鋳型が入っていました。値段は中古で500円です。

私とこの冬、鯛焼きを食べるために、ひよこさんが買ってくれたものです。


私は、12年越しに本当に自分が求め続けた愛を得ているんだと心がしみるのでした。


もう一廻りもひよこさんとともに笑いながら、歩んでいきたいです。


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