中学の頃から大嫌いだった……。そんな言葉を叩きつけようと思ってたのに?

 街中で、偶然声をかけられた。
 中学の時の同級生だった。それも、大嫌いだった……。再会してしまった時には、そうキッパリと突きつけるつもりだった。

 そんな嫌っていた同級生が、主人公にお願いがあると言う。
 その誘いを断ることもできず、大嫌い……と突きつけることもできず、同級生とともにやってきたのは、小さな喫茶店だった。

 その喫茶店を手伝ってほしいと言うのが、同級生のお願いで、パートナーと別れてしまったからというのが理由だった。

 ここまで、ドラマは淡々と進んでいくが、ここから先の展開がおもしろい。
 大嫌いになってしまった理由とは? その本当の意味とは? 十三年経った今、変わることができたのか?
 それらをすべて、この物語のタイトルが表してくれているのかもしれない。

 スイート・ライムジュース………、それは、甘いのか、酸っぱいのか?

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