中学の頃から大嫌いだった……。そんな言葉を叩きつけようと思ってたのに?
- ★★★ Excellent!!!
街中で、偶然声をかけられた。
中学の時の同級生だった。それも、大嫌いだった……。再会してしまった時には、そうキッパリと突きつけるつもりだった。
そんな嫌っていた同級生が、主人公にお願いがあると言う。
その誘いを断ることもできず、大嫌い……と突きつけることもできず、同級生とともにやってきたのは、小さな喫茶店だった。
その喫茶店を手伝ってほしいと言うのが、同級生のお願いで、パートナーと別れてしまったからというのが理由だった。
ここまで、ドラマは淡々と進んでいくが、ここから先の展開がおもしろい。
大嫌いになってしまった理由とは? その本当の意味とは? 十三年経った今、変わることができたのか?
それらをすべて、この物語のタイトルが表してくれているのかもしれない。
スイート・ライムジュース………、それは、甘いのか、酸っぱいのか?