軽い目まいを覚えるような衝撃のラストが鮮やかです。結末がストンと落ちてきます。純文学的。
「好きな本」 不思議の国のアリス:ルイス・キャロル 十月の国:レイ・ブラッドベリー ソロモンの指輪:コンラート・ローレンツ 「好きな音楽」 バッハ:…
甘くて酸っぱくて、シュワシュワっとして、冷たくて暖かい。そんな不思議なライムジュースの味がこの物語に広がっています。中学の同級生だった女子二人が、大人になり、子供を身ごもる年齢になり……。二人は…続きを読む
歌手でいうと、艶のある声質で声量があって、声域も広くて、当然のごとくピッチが狂ったりもしない。そういう歌い手が、十八番を歌っているかのような文章で綴られた、とても魅力的な小品です。※「小品…続きを読む
街中で、偶然声をかけられた。 中学の時の同級生だった。それも、大嫌いだった……。再会してしまった時には、そうキッパリと突きつけるつもりだった。 そんな嫌っていた同級生が、主人公にお願いがある…続きを読む
8000字に満たない中、二人の再会から出立までを描いた好編です。 過不足のない瑞々しい文章で、最後まで丁寧に読ませてくれます。「再会の暁には、大嫌いだと伝える予定だった」 この一行目に何…続きを読む
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