王位継承権が誰にでもあるって、そんなことはあり得ない?いや、この世界の王位だけは特別だ。だけど、その争いは熾烈で、時に非情。毎日順当な王位継承など、夢のまた夢。それでも、その世界にいる限り、その椅子を望むだろう。
日常においても一歩外にでればまさに戦場です。通勤電車内においても凄まじい権力争いが行われています。あなたは座席王になれるか。日常がこれほどドラマチックにえがかれるとは正直驚きです。
七人の王に尽くし、誠意を見せ、我こそは後継者とアピールしても、そこへ邪魔者が入り込むのは王位継承争いの王道路線と言ったところか。その邪魔者に歯噛みし、恨みを述べたところで、王とならなければ誰にも崇められることはない。熱い想いと悲哀に満ちた玉座の争いは、妄想と現実の狭間で繰り広げられている。この作品を読めば、明日から「我も玉座を!」と野心を燃やす戦士として生まれ変わることができるだろう。さぁ、扉は開かれた☆(征けぃ!)
左右にそれぞれ掲げるは、7つの玉座。その玉座を狙い、今日も彼等は四角く細長い箱の中で戦い続ける。そんな壮大なものではありませんが。読み終わった時、毎日それに共感する方はいらっしゃるでしょう。毎朝の戦いに疲れた皆さんも是非(●´ϖ`●)
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