花の贄

作者 ふづき詩織

荒れ果てた世界に、豊かな登場人物

  • ★★ Very Good!!

 植物がほぼ存在しなくなった世界と説明されている点に、まず惹かれました。

 ポストアポカリプスものといえば、当然のように荒野、廃墟を想像してしまう中、余計な一言と思う事もあるでしょうけど、私はこの一言で明確にイメージを固める事ができました。

 植物が存在しない世界といわれると、私は砂漠を想像しました。

 人を襲うヒトハミという存在、秘密があると感じさせられる登場人物たちが闊歩する、そんな場所だけれど、その砂漠が金色に輝いて見えるのは、丁寧な文章が持つ力でしょうか。

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