概要
息子が消えた。ただそれだけで、積み上げてきた全てのものが崩れ去った
「私自身に、特筆して語るべきことはありません。ただ、私には妻と息子と娘、それと愛犬がいました。こんな細腕でもね、少なくともその三人と一匹は絶対に守ろうと、そう思っていました。しかし、そううまく行かないのがきっと人生なんでしょう。ええ。ご存知の通り、息子が行方不明になりまして。そこからです。何もかもが、悪い方悪い方へと流されていったのは」
――ご主人にとって家族とは?
「子はかすがいと申しますが、きっとそれは言葉が不足しています。家族がかすがいなのです」
――今後どうされるおつもりで?
「分かりません。何も……」
――では、少し質問を変えましょう。異世界、というものをご存知ですか?
「………………はい」
*
完全に趣味で書かれた、時代に即しているフリをして全く即して
――ご主人にとって家族とは?
「子はかすがいと申しますが、きっとそれは言葉が不足しています。家族がかすがいなのです」
――今後どうされるおつもりで?
「分かりません。何も……」
――では、少し質問を変えましょう。異世界、というものをご存知ですか?
「………………はい」
*
完全に趣味で書かれた、時代に即しているフリをして全く即して
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?