和佳子とジョン

小学生の時にお迎えしたワンコ。
女の子もワンコも成長していく。

その過程がサバサバしているのがとても心地よい。
本来はこのくらいの距離感がいいのではないか。

まるで姉弟であるかのような関係性が羨ましく感じてしまいます。
色々あってもワンコはずっと幸せだったはずです。

犬と人の付き合い方というのは千差万別で、家族によってそれぞれの考え方があるものなのでしょう。勿論、社会には最低限守らねばならないルールがあって、この話の主人公、和佳子ちゃんの家は「放し飼い」という愛犬家からすれば眉をひそめるようなやり方をしていたわけなのですけれど。

それでも和佳子ちゃんとジョンの間には絆が、共に暮らした長い年月があったわけです。どこにでもいるような雑種犬、ちょっとズボラな家族、フィクションだからこそ描ける奇妙な絆は「不思議な美しさ」を伴うものでした。

そう、ズボラであろうといつかは別れがやってくるのです。
どのように過ごそうと、振り返ればそれはやっぱり思い出。
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　ジョンと言う名の犬と、その飼い主の女の子のお話しです。
　
　どちらの視点で読んで、どう感じるかは読み手さん次第。

　するすると読めてしまう全１１話の物語。

　どちらの立場に立って考えるかは、読み手さんの自由。

　想像力をフル回転させて、どちらの立場も考えてみましたが……今現在(2020/6/18)の私では、凡庸としか言えない想像しか出来なかった💦

　あなたの視野が、想像力が試される作品。

　読んで見ませんか？