deep sea mermaid

母から拒絶されナイフで致命傷を負った少年は、自分の隠れ家であった「砂浜」と呼んでいた場所まで逃げ込む。しかしそこで意識は途絶え、少年は死を覚悟した。
目が覚めると、目の前に不思議な力を持つ少女が笑みを浮かべていた。彼女に助けられた少年は、彼女の何でも見抜く眼に嫌悪感を感じ、その場を立ち去るのだった。向かう先は何処にもなく、母の元に帰る勇気もない少年は、たった一人で町を生き抜く為に暗躍する。