ハッピーハッピーバースデー

謎が集結するオチは爽快を感じます。
読み返すとたくさん仕掛けが張ってあるのですね。面白いです。

と思わせる作品でした！
さくっと読めるので気になる方はぜひ！

不在着信、非通知……
ホラー要素なのかと恐いものが苦手なわたしは終始ハラハラでした。
それほど「ストーリーの魅せ方」が秀逸でした…！
ぜひ、最後まで一気読みすることをオススメします。
これほど最高のほのぼのミステリーはないでしょう。

短編でありながら、奥行きが感じられる小説でした。

不在着信の正体とは……必読です！

また、隙のない物語と、序盤の事象が徐々に結末に向かっていく構成が面白かったです。なかなかの完成度だと思います。

この結末は必然――

不在着信、少女、健気な主人公の性格とハラハラさせる要素を集めておいて、意外性のあるオチ。
読者を怖がらせることも感動させることもできる作者だからこその作品。

すれ違いは誰にでもあるけれど、心の底にある絆があれば、また簡単に出会えることを教えられる素敵な作品でした。
不在着信から始まる導入と伏線も、楽しませてくれました！
また別の作品も読んでみたいと思います。

この作品を読みながら、私は主人公に襲い掛かった出来事を想像していた。
これから主人公はどんな目に遭うのか。もしかして辛い目に合うのではないか。
そんなきもちになりながら読んでいたが、結末はなんという幸せ。
こういうホラーも悪くない。そう思った土曜の昼だった。

ホラーのようなミステリーのような…と思う出だしから、最後はほのぼの幸せな気持ちになれました。店員さん、黒幕かと思ってごめんね。