概要
時代は超階級至上主義社会へと回帰した
貴族制と学歴主義がミックスされ、中流以下の階級は生きていくことさえ困難になった時代。 賭博士として名を馳せていた葛飾は、賭博場にやってきた上級階級の令嬢、森園すずとと賭け試合を行い、あろうことか負けてしまう。 負けた葛飾は汚れ仕事の請負も覚悟するが、すずとの希望した戦利品は「進路指導」だった。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!青い理想の賭けが始まる
こんなところで終わるの!?というのが第一の感想です。
現代の社会問題となっている格差社会がさらに推し進められ、教育と就職の機会の不平等が当たり前となった近未来という、悲しいかなありうる世界観にまず引き込まれ、一気に読みました。
そんな細かく作り込まれた世界観なのに、説明が長ったらしく読みづらくないのがいいですね。世界の説明と美鈴の経緯の説明が見事に一体になって、うざったくない。冒頭の麻雀や葛飾の職業も、後から考えると、ラストのための伏線なのでしょうか。最初から最後まで、上手く設定と場面が噛み合っていると思います。そして美鈴ちゃん可愛い。
大志を抱いた少女の物語の序章で終わっているの…続きを読む