概要
この気持ちはロジックじゃ割り切れない
カクヨム作家の俺はミステリのネタに餓えていた。
連載中の小説はアイデアがつき、しばらく更新が途絶えていた。何か面白いことはないものかと生活の中や読書からネタを探し求めていた。
しかし、その甲斐もなくアイデアが湧く気配がない。ついには俺は諦め、近況ノートで休筆宣言をすることこした。
そんなときだった、文芸部の後輩である郁子香から相談を持ち掛けられたのは。
部室の長机に広げられた彼女のキャンパスノート。
その最新ページには謎の文字が並んでいた。
ぬへら
むほと
みあん
赤字で書き殴られた九つの文字は不気味だった。だが、郁子香に動じた様子なく鷹揚と構えている。普段通り部室で読書に耽る始末。
これは、彼女にはすでに暗号が解けているのではないか。
そう推測した俺は、同じミステリ読みとしての矜持をか
連載中の小説はアイデアがつき、しばらく更新が途絶えていた。何か面白いことはないものかと生活の中や読書からネタを探し求めていた。
しかし、その甲斐もなくアイデアが湧く気配がない。ついには俺は諦め、近況ノートで休筆宣言をすることこした。
そんなときだった、文芸部の後輩である郁子香から相談を持ち掛けられたのは。
部室の長机に広げられた彼女のキャンパスノート。
その最新ページには謎の文字が並んでいた。
ぬへら
むほと
みあん
赤字で書き殴られた九つの文字は不気味だった。だが、郁子香に動じた様子なく鷹揚と構えている。普段通り部室で読書に耽る始末。
これは、彼女にはすでに暗号が解けているのではないか。
そう推測した俺は、同じミステリ読みとしての矜持をか
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