この出来事は意味がある。

京都嵐山、『旅』という名の喫茶店。

趣を感じる店内。

引き寄せられたのは、
お店の魅力だけではなく、

不思議なエネルギーが働いたのではないでしょうか。

現れた三つのメニューは、
神秘的で、
不思議な店員との会話に。

いつの間にか、もうこの世界に、
惹き込まれてしまいます。

この出来事は意味がある。

ケンタロウは、次第に状況を掴みながら、
慎重に行動して行きます。


時折思い出す、昔聞いた母の言葉。
おじいちゃんの言葉。


ケンタロウが、立ち止まり、振り返る時、
思い出すのが、家族のかけてくれた言葉であること。
ふと胸が温かくなります。

出来事を通して、ケンタロウは、
普段見えなかった場所から、新たに、
家族を見返すことが出来ているような気がします。


それは、きっと貴重な機会です。

美沙との信頼も、心掴まれます。


2011年、心に残る人も多いと思います。
自分もその一人。

過去に行き、
家族と会えたら、どんなことをするでしょう。
どんな言葉を交わすでしょう。


時を旅し、明るい美沙と過ごしながら。
心に問いかけられるようです。


賢太朗と美沙、
そして、二人の母。

母の言葉が、聞こえてきます。


『旅』
は、思わぬ展開へ。

人生に迷った時、読み返したいと思う言葉が、
書かれています。

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