概要
ある日、美少女は言った。――「わたしを、殺していただけないでしょうか」
亡くなった祖父から引き継いだ探偵事務所で、探偵という名のニート業に勤しんでいた左右田美博。そんな彼の元に舞い込んだ初めての依頼は、犬を探すことでも、浮気調査の仕事でもなく――
「わたしを、殺していただけないでしょうか」
死にたいわけじゃないのに殺されたい。依頼人である謎の美少女を“殺す”ため、探偵左右田美博が立ち上がる。謎が紐解く新たな真相とは――左右田美博、最初の事件。
※創作文藝同人誌DAISY CHAIN(https://twitter.com/daisy_label)の2017 春・夏号に掲載していただいた作品です。
「わたしを、殺していただけないでしょうか」
死にたいわけじゃないのに殺されたい。依頼人である謎の美少女を“殺す”ため、探偵左右田美博が立ち上がる。謎が紐解く新たな真相とは――左右田美博、最初の事件。
※創作文藝同人誌DAISY CHAIN(https://twitter.com/daisy_label)の2017 春・夏号に掲載していただいた作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!恩返しの意味も、依頼の真意も、そして事件の謎も、最後にすべてが解ける!
亡くなった祖父から引き継いだ探偵事務所を、不思議な依頼を携えた女性が訪ねるところから物語が始まる。その依頼が……。
「わたしを、殺していただけないでしょうか」
死にたいわけでも、生きるのを諦めたわけでもなく、それなのに殺されたい……とは、依頼の難しさに悩む主人公。
そして、このような数奇な依頼に、助手やアルバイトなど来るはずもないと言い募り、自ら助手に名乗り出る、こちらも奇特な依頼主。
アンバランスなふたりが、依頼主の要望に応えるべく動きだす。
すると……、様々な疑問や謎が浮かび上がってきた。過去の事故が、事件へと変わる。
探偵は、名探偵へと成長することができるのか? …続きを読む